五行思想

自然哲学の思想で自然界の万物(人間も同様）は木、火、土、金、水の五種類の元素からなり、人間もこれらの五つの物質の存在と関係性(相生、相剋）から成り立っているとの考えと 十二支とを絡めて判断していきます。これら五行のバランスがとれていれば、性格、健康、人生全般に安定しており、 素晴らしい運勢だと判断致しますが、なかなかそのような方は少ないようです。 人は欠けたバランスに気付く意識がないまま生活しております。ある人は木が大過していたり、 またある人は火が不及していたり、傾いた方へ流され易くなりがちです。あなたには何が足りないのか、 なにが多すぎるのか？これを知る事により、足りないものを補い、多すぎるものを排除して安定を図り、 バランスを保ち安定した運勢を築くことが可能です。 そして運気が安定している時期、低迷している時期を知る事で、 最大限の努力をして運気を上昇させるタイミング、今は次の開花時期の為の準備期間である等が明確になります。 そうしますと無理をせず好機を逃す事なく ご自身の運勢のリズムが安定し、 周りの環境も変化して穏やかに充実した時を送る事が可能になり、運勢はますます開けていきます。

五術

五術とは 命・卜・相・山・医の総称。 命（めい） 生年月日を基に導かれた各々の宿命や運命、運勢等の先天的な事相を看る占術。 基盤となる命式（めいしき）を作成して不変的な情報を導きだします。 卜（ぼく） その時の偶然の事象、心象で必然性、答えを導いていく占術。 人に関する事は勿論、人以外の事案、吉凶、心情、今後、等々あらゆる事を看る事が出来ます。 相（そう） 目に映る対象の姿や形を基に吉凶を判断する占術。 形を変える事で開運、改運に繋がり伸びしろを増やすことが出来ます。 山（ざん） 精神や肉体を修行し、徳を積み人間性のステージを高めていく術。 現代の一般社会においては気功、太極拳、瞑想、ヒーリング等と言えます。 医（い） 陰陽五行で体の状態を確認し改善を図る術。 中国医術では漢方、鍼灸等を表します。

一命、二運、三風水、四積陰徳、五読書

中国の格言で 「一命、二運、三風水、四積陰徳、五読書」という言葉があります。 人が生きていく上で密接に関わる要素を表しています。 一命 持って生まれた宿命。 自分の意思では残念ながら取り換えることが難しい その人の先天受稟運命で、一番大きな影響を与えると言われております。 生年月日時と出生場所で一生の流れが把握できると言われております。 二運 後天運勢です。 宿命に基づいて運が流れていくのですが、どのような運気になっているのか？ 何時頃良くなるのか？悪くなるのか？ 予測可能なので、命が悪くても運を最大限生かす事で開運、改運が出来ると言う事から 命の次に大きな影響力があると言われております。 三風水 風水は環境学とも言えます。 環境を整え、氣を整える事で自分に合った恩恵を受ける事が出来ると考えます。 良い氣に囲まれて生活する事で運気が好転致します。 四積陰徳 人知れず徳を積み、良い行いを心がける事で、 人間性のステージを上げていく事が大切と言う事です。 善行を積む事で福運を引き寄せたり、神様からのお力も頂く事が出来ると言う考えです。 五読書 読書そのものだけではなく、学習する、学ぶと言う意味も含まれます。 世の中の流れを知り、自分にあった分野での研究、勉強、知識を高めたりする事で未来に明るい 希望、展望を定める事が出来るようになります。 一から三までは命を知り、運を活かす事で運気の流れを整える事が可能です。 四、五、は各々の意思、行動が大きな影響を与えるので一～五のそれぞれのバランスをとる事で 豊かな実りある人生を過ごす事が可能であると考えます。